お布団をお使いになる方は、男性ですか?女性ですか?寒がりの方ですか?大柄な方ですか? お布団をお使いになる場所は、昔ながらの住宅ですか?マンションですか?山形で使いますか?あったかい地域でお使いになりますか? 羽毛布団もお使いになる方の特徴や場所などに合せてつくると、これまでの眠りがまた一段と変わって快適な物になります。 お使いになる方にピッタリ合う羽毛布団をつくるお手伝いをさせていただきます。
寝返りとした時「ガサガサ」と音が気になったり、中身がゴワゴワする感じがする。こんな話を聞いたことありませんか? 羽毛布団に使っている素材によって、肌触りや寝心地がかなり違ってきます。 快適な羽毛布団をつくるには、大きく分けて3つのポイントがあります。
羽毛布団の生地はひとつだけではありません。 綿のサテン生地が主流になりますが、その中にもさまざま生地質の物があります。 また、価格を抑えた生地としてポリエステルやポリエステルの綿の混紡の生地も多く販売されてます。 生地を選ぶ時のオススメポイントは、通気性の良い綿生地の中から、ガサガサしない生地質のものを選ぶのがオススメです。
羽毛布団に使われる綿サテンには60サテンや100サテンなどそれぞれその質を表す数字がついています。 これは、簡単にいうと生地の硬さを表す数字になります。数字はその生地を織っている糸の太さ。数字が低い程糸が太く、数字が高くなるにつれて糸が細くなります。 太い糸で織った生地より細い糸で織った生地のほうが柔らかい生地ということです。 生地は40番手(ツイル織り)ぐらいから60番手サテン、80番、100番、120双、140番、330双などあります。 一般的に60番手以上の生地が柔らかく80番手以上の生地がしなやかでガサガサ感の無い生地になります。 また羽毛の生地はダウンプルーフ加工という生地に圧を掛けて目潰しをして生地目から羽毛は出ないようにする加工が施されています。 太い糸の生地を目潰しするとそれだけ生地が硬くなります。
羽毛布団のキルト形状もいろいろありますが、主に使われているのは2種類。 一般的な形状の「立体キルト」と「二層式キルト(ツインキルト)」です。羽毛布団は生地がマス目に区切られていてそのひと部屋ひと部屋に羽毛が入っています。 間仕切りがしてあるので、隣の部屋(マス目)に羽毛が動く事を防いでいるので、羽毛が偏らないようになっています。 また、二層式キルトは、立体キルトの羽毛布団が2枚合せになっているような形状で上層と下層でマス目が互い違いになるようになっています。 立体キルトの方が、二層式キルトよりリーズナブルです。
一番一般的なキルティングです。マス目に立体的になるようにマチがついてます。 このマチの高さも様々あります。マチの高さが低いと羽毛布団自体はマス目が際立ちフカフカに見えますが厚い部分と薄い部分がクッキリ出てマチのある縫い目のところが羽毛が少なくなるので寒い部分が出てきます。 このマチの縫い目の薄い部分を羽毛布団のコールドポイントといいます。 マチの高さが高くなると羽毛が均等に入りコールドポイントが目立たなくなります。 できるだけ平らでボーリュームのある立体キルトの方がいいですね。
寒冷地仕様や高級な羽毛布団の場合、二層式キルトの羽毛布団が多くなります。 マス目の大きさが違うのでマチのあるキルト目が互い違いになります。立体キルトのような厚いところと薄いところの差が無くなり均等に羽毛が入りボリュームも出るので暖かい羽毛布団になります。 厳密に言うと、二層にするために真ん中に生地を上層と下層の間に生地を一枚挟むので立体キルトより若干生地の重量は重くなります。 ただ気になる程重くなることはありません。二層式キルトは寒がりの方や寒冷地、とにかく暖かい羽毛布団が欲しいという方にはオススメです。
羽毛布団に使われている「羽毛」はガチョウやアヒルの主に胸の部分の毛がダウンと言われる部分です。 よく間違われるのは「羽毛」と「羽根」の違いです。羽毛布団と羽根布団は全く別物です。 ダウンと呼ばれる鳥の胸の毛が多く入っているものを「羽毛布団」。フェザーと呼ばれる「羽根」が多く入っているものを「羽根布団」というます。 基本的にダウンが50%以上入っているものを羽毛布団といいますが、一般に使う場合少なくてもダウンが85%以上入っている羽毛布団をオススメします。
羽毛の産地も様々あり特にポーランドやハンガリーなどが有名ですが、他のヨーロッパ産、ロシア産などでも優良な羽毛があります。寒い地方の羽毛が高品質と言われています。 また、グースダウン(ガチョウ)とダックダウン(アヒル)の羽毛でも毛足の長さ大きさが違ってきます。 グースダウンの方が、ダックダウンより羽毛が大きく温かい空気を沢山含みます。 それに加えて、通常のグースやダックダウンと「マザー」と付くダウン(マザーグースやマザーダッグ)があります。 これは、親鳥として家畜年数が長い鳥から抽出した羽毛で、羽毛の大きさの大きい高品質ダウンです。
それをふまえて、羽毛のランク表記に「ダウンパワー」と呼ばれる数字が使われます。これは数字が大きければ大きいほど高品質の羽毛ということになります。
生地:綿100% 60番手サテン 立体キルト
羽毛:イングランドホワイトダッグ93%
(370ダウンパワー・1.3kg)
参考価格:¥49,800(¥54,780税込)
生地:綿100% 100番手サテン ツインキルト
羽毛:ポーランドマザーグース93%
(410ダウンパワー・1.3kg)
参考価格:¥99,800(¥109,780税込)
●生地質、キルトパターン、羽毛グレード、中身量などで様々なバリエーションの羽毛を作ることができます。価格も29,900円から最高級グレードまで様々あります。 沢山あるバリエーションから最良な羽毛布団をオーダーすることができます。